A8の広告掲載URLを一括で提出できるようになりました。 ただ、広告を削除したものの対応が残っていますね。さて、どうしましょう
ということで、それも作りました。出番は少ないと思いますけど。
広告掲載URLの提出
前回の記事では、ブログ全記事からA8のURLを探してきて、CSVファイルを組み立てるプログラムを作りました。
申告したURLから広告を消したときは、A8管理画面から消さないといけないらしいです。ただ、たくさんあるブログ記事から消したものを探すのも大変ですよね。
広告が消えるパターンは次の二つです。
- 記事から広告を消す
- 記事自体を非公開にする(削除する)
1のパターンは能動的に広告を貼りかえているので、A8の作業を忘れずにやることはできるかもしれません。面倒ですし忘れそうですけど。 2のパターンは厳しいですね。記事を消す前に「広告を消す」とか、「消す前に広告があるか確認する」とか、やらないですよね。
ということで、調べられるようにしましょう
削除を調べる方法
いまのところ、削除済みを調べる方法はなくて、ちょっとだけ工夫が必要です。
A8の管理画面を見ると、プログラムごとにブログのURLが表示されていて、隣に最終更新日が表示されています。
広告掲載URLをCSVで一括アップロードすると、アップロード成功したURLの最終更新日が更新されます。
つまり、
- 最新のCSVファイルを作成しなおし、
- CSVをアップロードし
- 最終更新日が古いままのものを探す
この順序で作業すると、日付が古いものはブログ側からデータが見つからなかったもの(広告がないか、ページがないか)ということになります。
難点は全プログラムをクリックで開くこと
この方法の難点は1つです。広告を一つずつ開いては閉じるクリックゲームをさせられることです。
利用しているプログラムが少なければいいですが、多いと大変ですね。
なので、ここをプログラムで解決しましょう
プログラムの流れ
広告掲載URL管理のトップページには、プログラムの一覧があり、一つ先のページにURLの詳細がある2段階のページ構成ですね。
なので、まずはプログラム一覧を取り出し、それぞれの広告一覧を取り出して表示すれば完成です。
使ったもの
JavaScript (60行程度)
広告掲載URL一覧の作成は、インターネット側から取れる情報だけでできましたが、今回のデータはログインしないとわかりません。 かといって、IDとパスワードを教えてください、というのも危険なのでやりません。
こういうケースはクライアントサイドのスクリプトですね。目の前で開いている画面に対して、JavaScriptを実行する方法で解決してみます。
実行結果
スクリプトを実行すると、以下の画面が表示されます。
プログラム登録済みのURLと最終更新日の一覧が出てきます。
最終更新日の古い順に並べてあるので、上のほうにあるものは削除の候補と判断できます。
あとはコツコツ削除するだけですね。
注意事項
いつものことですが、注意事項です。
この記事で、ひとつの解決方法を示しますが、実施したことで何かあっても責任は取れません。すべては自己責任です
また、A8の利用規約の禁止行為に以下のことが書いてあります。
これが、リバースエンジニアリングや改造行為にあたるかどうかは、私にはわかりませんし、その判断もしません。
どこからか強めの突っ込みが入った場合には、コードの非公開、この記事も非公開にする可能性もあります。
動かし方
この先、コードの使い方、動かし方です。
コード
コードはここに置いてあります。
https://github.com/kanaxx/a8ads/blob/main/a8ads-submitted-list.js
https://raw.githubusercontent.com/kanaxx/a8ads/main/a8ads-submitted-list.js
使い方
A8の広告管理のURLを開きます。ログインしてない場合はログインしてください。
https://pr-manage-pub.a8.net/media/index
Google Chrome で F12キーを押し、Chrome DevTool を開きます。
たぶん、空白で表示されるはず。
コンソールにJavaScriptのコードを貼り付けて、Enterキーを押すだけ
もともと出ていた画面の下半分に新しいテーブルが追加されて、登録済みのURL一覧が表示されます。
1時間以上古いデータは最終更新日が赤字で表示されます。あとは古いURLをチマチマ削除するだけですね。面倒ごとが10分の一くらいになるはずです。