ブラックフライデーで海外サイトから買い物しました。今日は個人輸入の方法を説明します。
はじめに
ブラックフライデーは日本でもメジャーになってきましたが、やはり本流は海外ですね。とても安いです。 いくら安いといっても海外で買ったとしても、日本に運ばないといけません。
この記事で分かること
- 国際配送業者について
- Buy and Shipの使い方
- 日本で荷物を受け取るまでの手続き
- かかる時間と費用感
誰でもできる個人輸入の方法を説明します。
買ったもの
Coach アウトレットのカナダのサイトで買い物をしました。かなり安くなっていましたね。
カナダのサイトなのでC$(カナダドル)での表記です。アメリカドルではないのでご注意ください。
- 通常価格:C$198
- 値引き後価格:C$99 (50% off)
- ブラックフライデー値引き:C$25 (25% off)
定価がC$200のものが、1つあたりC$74.25です。安い!
財布を二つ買い、税金がC$19.31加わり、最終価格はC$167.81
1カナダドルは約100円です。定価200カナダドルの財布は日本円で2万円です。2個で4万円相当です。 セール価格で支払い額は167ドルなので、約17000円で買ったことになります。
これを日本に合法的に運びます。
個人輸入のBuy and Ship
個人輸入の方法はいろいろありますが、今回使う業者は『Buy and Ship』です。国外から日本への輸入をサポートしてくれるサービスを提供しています。 会員登録は必要ですが、利用をしない限り(配送を依頼しない限り)はお金はかかりません。
過去に何回か使ったことがありますが、とても簡単に使えます。 英語は必要なく日本語だけでやりとりできます。サポートのチャットも日本語で大丈夫です。
詳しい使い方は、ここにも書いてあります。
www.buyandship.co.jp
輸入の費用
次はかかる費用です。国外から日本に向かって配送というと高そうに感じますが、そうでもないです。
Buy and Shipの料金体系はシンプルに『商品の重さ』だけで計算されます。国外の配送距離や、国内の配送距離はまったく関係なくシンプル価格です。 海外サイトなので、重さの単位はkg(キログラム)ではなくてLB(ポンド)です。1ポンドは約450グラムです。
配送料金は3LB以内であれば2800円。3LBを超える場合は1LBごとに700円追加です。 つまり、1.5キログラムの小物であれば、海外から日本の自宅まで2800円で届けることができます。思ったより安いです。
ここ1年で何度か料金改定があり、今の価格になっています。昔は基本料金が2000円で圧倒的に安かったのですけどね。
配送の仕組み
次は、配送の仕組みは簡単です。海外サイトの注文をどうやって日本の自宅まで配送をするのか?
通常は、買い物するときに配送先を自分の自宅にすると思います。海外サイトであっても日本に直接配送できる場合は、日本の住所を書くと国際配送してくれます。 Buy and Shipの出番は、海外サイトが日本の住所を受け付けてくれないときです。
全体の流れはこうなります。
- CoachのサイトにBuy and Shipのカナダの住所を登録
- Buy and Shipのカナダ倉庫に届く
- Buy and Shipの香港倉庫に転送(自動で)
- 香港倉庫から日本の住所宛てに発送
- 日本の成田空港で入管
- 国内配送業者が自宅まで発送
海外サイトで注文するときに、Buy and Shipが用意している倉庫の住所宛てに配送するようにします。 ECサイトは、こちらの指示どおりBuy and Shipの倉庫宛てに配送します。受け取りの作業はBuy and Shipがやってくれます。
その後、Buy and Shipの各国の倉庫に届いた荷物は、Buy and Shipの香港の倉庫に送られます。だいたい10日くらいでアメリカから香港に届きます。
香港倉庫に届いた荷物は、香港倉庫でまとめられ日本の住所に配送されます。 日本の税関を通り、日本の住所に届きます。
仕組みの説明はここまでです。
購入まで
まずは前準備の部分です。
Buy and Shipのアカウント作成
Buy and Shipのアカウントを作ります。アカウント作成すると500ポイントがもらえるので、初回だけは安くなります。
紹介リンクからアカウントを作って1回発送を完了させると260ポイントがもらえます。
紹介コードを入力する場合はこちらです。
8512336862
海外サイトで購入する
外国のサイトで商品を購入します。この作業だけは、英語(現地の言語)で行う必要があります。会員登録や購入手続きなど頑張って乗り越えてください。
注文完了させる際、配送先住所にBuy and Shipの倉庫を設定します。Buy and Shipのサイトで倉庫を選択すると、自分専用の発送情報が表示されます。
アメリカンのポートランド倉庫の例
名前の部分(赤枠の部分)は自分専用になっています。おそらく氏名は自分の名前ではないものに変わっています(記号みたいなのが付いてる)。
これはBuy and Shipの倉庫で荷物を区別しやすいようにしたものなので、表示された名前のまま商品購入します。
住所は、海外サイトで入力しやすいように表記されています。
アメリカのポートランドは州税がかからないため、ポートランドの倉庫を経由すると税金分だけ安くできます。
購入後の作業
頑張って海外ECで買ったあとの作業です。
Buy and Shipに商品を登録する
サイトから出荷情報が確定したら次の作業を行います。
日本でのネットショッピングと違い、海外のネットショッピングでは出荷作業が行われるまで結構時間がかかります。今回のCoachの注文も11月26日に買って12月1日に出荷でした。(5日放置)
Coachから出荷されたら配送番号と購入した商品をBuy and Shipに登録します。
マイページのヘッダーにある「転送依頼」から「新しい転送依頼」を作成します。
荷物が届く倉庫を選択します。
ECサイトから出荷連絡をもらった配送番号を入力します。だいたいメールで連絡がくるか、購入履歴から探せます。
コーチの購入履歴画面
UPSのトラッキングナンバーが表示されています。
商品の申告
次は商品の登録です。
Buy and Shipが倉庫内で検品するために、荷物の中身を報告します。商品名と金額は正確に入力します。
項目 | 内容 |
---|---|
カテゴリ | 商品のカテゴリ、種類。だいたいドンピシャなものがないのでなかなか選びにくい |
商品名 | 商品名は間違いがあると入庫時に検品ができないので、購入履歴ページからコピーしてきます |
商品URL | 商品の内容が分かるURLがあれば記載します。これも購入履歴からコピーするのがいいです |
価格 | 購入した価格。商品単位の価格を入れます。今回の例だと75ドルと入れました。販売契約の価格を入力します。 |
レシートや購入履歴に載っている単品の価格を入力します。クーポンやポイントなどで支払った分は申告時は対象外です。
完了するとこの状態になります。届くのを待っている状態です。
カテゴリーは選択肢のラインナップが微妙で難しいです。財布はなかったので「ファッション>カバン」を選択しました。
登録後はしばらく待ち
購入した商品と配送番号を登録すると、そのあとはしばらく待ちです。
Coachの商品がBuy and Shipの倉庫に到着すると、メールが届きます。
ステータスが「到着済みの商品」変わります。12月4日です。
商品が到着してBuy and Shipが受領すると、自動で香港の倉庫へ配送が行われます。12月4日に入庫し、12月6日に香港に向けて旅立ちました。香港への到着予定日が表示されています。
香港に到着するとメールが届きます。 予定の1日前の2022年12月16日に香港倉庫に到着しました。
香港倉庫に着いたら、日本への発送依頼をします。
日本への発送処理
Buy and Shipの香港倉庫についたら最終ステップです。やっと日本への配送手続きです。 香港に着いた荷物は、何もしないと日本に発送されません。香港倉庫についた荷物を日本は発送依頼をします。
香港倉庫に複数の荷物が届いているときは、日本への配送を1回にまとめることができます。
今回の例は、アメリカとカナダで買った荷物が同時に香港倉庫に届いて、日本に1個にまとめて発送します。
発送手続き
マイページのヘッダー部にある「オーダー」へ
複数の荷物がある場合は、未処理分がリストアップされます。
アメリカとカナダで買ったものが香港の倉庫に届いている状態です。二つまとめて日本に送ります
2つ選択すると重さが表示されます。
合計すると3.9LBですね。3.9LBだと3500円、4.0LBだと4200円なのでギリギリです。
2つの荷物を同梱したときの詳細情報が表示されます。
受け取り方法に日本の住所を指定し、決済方法の設定、ポイントを使う場合にはここで指定しておきます。一番下の「荷物をまとめる」ボタンを押すと荷物まとめが確定します。
支払い手続き
日本に発送する荷物を決めたら、次はBuy and Shipへの支払いです。クレジットカード決済のみです。
おまとめする荷物を決めたあと、その流れで決済が開きます。ポイントが400ポイント使えたので3100円の支払いです。
今回は3.9LBで3100円。支払い完了しました。
荷物のステータスは「検査中」になりました。
配送まち
検査中から発送待ちです。なかなか発送されないなぁ。
日本の住所に到着
Buy and Shipの画面では発送待ちのステータスでしたが、12月22日に届きました。
12月17日に発送待ちになっているので、順調にいくと5日程度で日本まで運ばれます。
配送業者は佐川でした。
かかった日数まとめ
日本時間、カナダ時間、香港時間が入り混じっているので正確ではないです。だいだいこんな時間軸で日本まで届くという参考になれば。
日付 | 内容 |
---|---|
11月26日 | Coarchカナダで購入 |
11月30日 | トラッキングナンバー発番 |
12月1日 | Coachから発送 |
12月2日 | BuyandShipカナダ倉庫に到着 |
12月4日 | BuyandShipの荷物ステータスが到着 |
12月7日 | BuyandShipの香港に向けて出発 |
12月16日 | BuyandShipの香港に到着 |
12月xx日 | 日本に向けて出発 |
12月22日 | 日本の自宅で受け取り |
重さについて
今回は、同じタイミングで2つの荷物を買いました。ひとつはアメリカのサイト、もうひとつはカナダのCoachです。 UPS(配送業者)が測定した重さが以下のとおりです。
アメリカで買ったもの(3.2lb)
カナダで買ったもの(1.6lb)
配送時の状態だと2つ合わせて4.8lbですね。
Buy and Shipでおまとめすると3.9LBになりました。コーチの荷物は財布(小物)なので軽くなったということですね。
参考資料
料金改定
Buy and Shipは過去に何度か料金を改定しています。2022年12月時点の改定の履歴を置いておきます。
2年前は2000円で運んでくれたんですよねぇ。いろいろ値上がりしてますね。
変更日 | 基本価格 | 追加価格 |
---|---|---|
最初 | 2,000円 | 500円 |
2021年4月30日 | 2,200円 | 520円 |
2022年7月14日 | 2,300円 | 550円 |
2022年10月20日 | 2,800円 | 700円 |
参考資料
Buyandship転送サービスのご利用ガイド https://www.buyandship.co.jp/tutorial/
個人輸入の関税は16666円以下はかからない?
https://hunade.com/yunyu-16666