楽天WebServiceの仕様変更の件、そういえば年末くらいにメール来てましたね。忘れてましたが、正式に動き出したようです。

楽天WebServiceで使ってるのは、ブログの最下部にあるランキングのブログパーツです。見るたびにデータが自動で変わる便利なやつです。
さて、やりますかー!
[重要][お知らせ] 2026-02-10 楽天ウェブサービスのAPI移行に関するご案内 の全文はこちら。
変更点とやること
今回の変更点は大きくは2つです。
- APIのURLとパスが変更になった(全員影響あり)
- アプリケーションの認証方式が変わった(全員影響あり)
- 一部のエンドポイントが終了になった(古いバージョンを使っている人だけ影響あり)
- 楽天ウェブサービスでアプリケーション登録をやりなおす
- プログラムから接続しているAPIのURLを変更する
- accessKeyのパラメータも送るようにプログラムを修正する
- (IPアドレスの登録が発生する!)
読んだ感じではプログラムの修正は軽微です。
期限:2026年5月13日がリミットです
アプリケーションの設定内容の確認
まずは、楽天WebServiceページで自分のアプリケーションの登録状況を見てみます。
https://webservice.rakuten.co.jp/app/list
たいていの人は新アプリ登録前なので、旧アプリ(オレンジ色)のものしか出てこないはずですね。僕は新アプリ登録をやってみたので、グレーのものが出ています。
旧アプリ

新アプリ

気が付くこと
新旧の2つを見比べて、気が付くことがあります
1.有効期限が設定されている
新アプリ、旧アプリともに有効期限が設定されています。
旧アプリの有効期限は気にしなくてもよいですが、新アプリにも有効期限が設定されているのが嫌ですね。
2026年2月11日に作ったので、2027年2月11日までになっています。1年ですね
2.有効期限の延長ボタンがある
アプリの設定に有効期限の延長ボタンがありますね。
公式からはアナウンスが無いですが、年に1回、延長ボタンを押すことになりそうですね。めんどくさ
3.アプリケーションシークレットがアクセスキーに変わっている
これはアナウンスどおりですね。APIに付けるパラメータを accessKeyに変わるので、この値をプログラムに仕込みます。
アプリケーションの再登録の手順
ということで、アプリケーション登録をやっていきましょう。
登録フォームを開く
まずは、アプリリストにある新規登録ボタンを押します。

フォームに必要事項を入力する
アプリ登録フォームが出てきます。過去のもとといくつか違いがありますね。

| 項目 | 入力する値 |
|---|---|
| アプリケーション名 | わかりやすいものを適当に入れる |
| アプリケーションURL | 自分のブログのURLなど。何を入れても動作に関係なさそう |
| アプリケーションタイプ | (変更点1) 新しく増えた項目です。後述します |
| アプリケーションの説明 | あとで自分が分かるような説明を書いておくとよい。空白でもよい |

| 項目 | 入力する値 |
|---|---|
| データ利用目的 | 自分の利用目的を簡単に説明します。楽天の商品を紹介するサービスを作るとか、楽天の商品分析のため、などですね |
| 予想QPS | 1秒間に最大何回アクセスするかを書きます。とりあえず5にしておきます |
| APIアクセススコープ | (変更点2) このAPIでアクセスする可能性があるサービスを選択しておく。楽天市場とブックスくらいだと思います |
アプリケーションタイプについて
今回の大きな変更点です。
新形式ではアプリケーションのタイプを宣言する必要が出てきました。
選択肢は2択になっていて、Webアプリケーションかバックエンドサービスかどちらかを選びます。選び方によって次の入力が変わってきます。
どちらか分からない場合は、たいていはバックエンドサービスです。
Webアプリケーションの場合
ウェブアプリを選択した場合は、許可されたWebサイトの入力欄が出てきます。
許可されたWebサイト

この設定は、applicationId と accessKey が一致したとしても、ここで指定したウェブページからのアクセス以外は許可をしないという設定です。
許可してないところからのアクセスは 403 のエラーになります。エラーメッセージを見るとリファラーでチェックしているようです。
{
"errors": {
"errorCode": 403,
"errorMessage": "REQUEST_CONTEXT_BODY_HTTP_REFERRER_MISSING"
}
}
僕が4年前くらいに作った「楽天ランキングのブログパーツは」、ブラウザ上でJavaScriptを実行し、楽天WebServiceから情報を拾っているのでこっちのタイプになります。
開発期間中は「APIのURLを直叩き」したり、「localhostから接続」したりするので、リファラーチェックは邪魔ですね。
開発中はバックエンドサービスとして登録したアプリケーションIDとアクセスキーを使い、本番にアップするときはWebアプリケーションとして登録したアプリケーションIDとアクセスキーを付け替えるほうがよさそうです。
バックエンドサービスの場合
バックエンドアプリの場合、接続元のIPアドレスを宣言するようになりました。
許可されたIPアドレス

アプリケーションIDやアクセスキーを知っていても、指定したIPアドレスからしか通信が成立しなくなります。こちらも認証情報を悪用されないためのものですね。いままでの仕様から一番変更のあるところで、一番悩ましいところです。
楽天WebServiceの画面でIPアドレスを登録すると即時に反映されます。時差はないので設定してエラーになった場合には、何かしら設定内容が誤っているので、見直しましょう。
登録外のIPから接続するとエラーがでます。
{
"errors": {
"errorCode": 403,
"errorMessage": "CLIENT_IP_NOT_ALLOWED"
}
}
問題は、どのIPアドレスを登録するか?というところですね。少しややこしい話になります。
どのIPアドレスを登録するのか?
APIを使ったプログラムを自分のPCで開発している場合、APIへの接続は自分の家のネット回線から行われます。
確認くん などを使って家のIPアドレスを調べて登録しましょう。
ただ、固定IPのオプションに入っていない限り、家のインターネット回線のIPアドレスは変わることがあります。もし、開発中に自分のIPアドレスが変わってしまったのであれば、変わるたびに設定しなおす必要があります。
開発が終わり、レンタルサーバーやクラウドサービスなどの固定の環境に配置して実行する場合、家のIPアドレスだけでは足りていません。レンタルサーバーのIPアドレスを追加で登録しましょう。
次にGoogle Spread SheetからAPIを利用するときは何を登録すればよいか?
自分のPCとブラウザで開発をしているので、家のIPアドレスを登録するのかと思いますが、これは間違いです。
必要なのは、APIに誰が(どこから)アクセスするか?という接続元のIPです。 GASの場合、スクリプトの実行ボタンを押してプログラムが動くのは、Googleのサーバー上です。
つまり、Googleのサーバー→楽天WebService とつながるので、楽天WebServiceに登録するIPアドレスはGoogleのIPアドレスです。
GoogleのIPアドレスは、
https://support.google.com/a/answer/10026322?hl=ja で公開されています。
(2026年2月時点)許可IPアドレスは9行までしか登録できません。GASを含めたクラウドサービス系のIPは9行以上あるので、全てを登録することがきません。9個の登録で確実に通るIPにするのは無理ですね。これは困る人出てきそう
プログラムを変更する
アプリケーションの登録とIPアドレスの設定などが終わったら、プログラムが利用しているAPIの接続先とパラメータを変更です。 案内どおりにやれば大丈夫だと思いますが、念のため例を書いておきますね (下のURLはサンプルなのでクリックしても検索は成功しません)
変更箇所は、
app.rakuten.co.jp/services/api/IchibaItem/Search/
を
openapi.rakuten.co.jp/ichibams/api/IchibaItem/Search/
に変更すること。パラメータに accessKey を追加します。
20220601以降はいまのところ変更はありませんので、そのまま使えます。
ちなみに、上の例のアクセスキーだけを自分のものに変更しブラウザのアドレスバーに入れて実行してもエラーになります。 ブラウザのアドレスバーで実行するとバックエンドサービスの扱いになるので、自分のPCのIPアドレスを追加しないといけません。
廃止バージョンか確認する
今回のシステム移行で古いバージョンのAPIが使えなくなります。
最近使い始めた人は、最新バージョン(といっても3年前のバージョン)を使っていると思うので廃止による影響はないと思います。
僕の作ったブログパーツは「ランキングAPIの20170628」を使っていたので、バージョンアップが必要でした。よく確認しておきましょう
対応方法は、後ろの数値を変更するだけです。
古いAPIと最新のAPIで取得できるデータに差がある場合には、プログラムの書き換えが必要になる可能性もあります。
商品検索系:
IchibaItem/Search/20120723 IchibaItem/Search/20121201 IchibaItem/Search/20130424 IchibaItem/Search/20130801 IchibaItem/Search/20130805 IchibaItem/Search/20140222 IchibaItem/Search/20141127 IchibaItem/Search/20150212 IchibaItem/Search/20151216 IchibaItem/Search/20170706
👉 20220601に変更しましょう
ジャンル検索系:
IchibaGenre/Search/20120723 IchibaGenre/Search/20140222
👉 20170711に変更しましょう
タグ検索:
IchibaTag/Search/20131122
👉 20140222に変更しましょう
楽天プロダクト:
Product/Search/20140305 Product/Search/20170426 ProductPriceInfo/Search/20140611 ProductPriceInfo/Search/20170515
👉 20250801に変更しましょう
楽天ランキング:
IchibaItem/Ranking/20120927 IchibaItem/Ranking/20121101 IchibaItem/Ranking/20170628
👉 20220601に変更しましょう
最後にまとめ
楽天ウェブサービスの仕様変更に対応する方法をまとめました。 IPアドレス登録が増えたので、苦戦するひとも出るかもしれませんね。
2021年に作った自動更新機能付きのブログのランキングパーツが影響がありました。もう直しましたので大丈夫です。