『7回目の出直し🌻』

好きなことを自分のペースで、のんびり更新

ShareXの画像エディタでのアノテーション(注釈)オブジェクトの使い方

画像エディタのど真ん中、注釈を入れる機能を使います。これをやるためのスクショツールですからね

この記事は新しいサイトに移動しました
screencapture.fun

この記事は、V13.2.2 Devのバージョンで書いています。

画像エディタを開く

キャプチャーした画像を選択して画像エディタを開きます。 メインウィンドウのサムネイル一覧か、メインウィンドウから画像履歴ウィンドウをひらいて画像の編集へいきます。

オブジェクトのプロパティの変更方法

まず、一番最初に一番大事なことを。

ShareXのクセが強いところではあるのですが、線や四角を置いたあとに右クリックでプロパティを変えることができません。パワポのなどに慣れているとオブジェクトを変更するときについつい右クリックをしてしまいますが、右クリックするとオブジェクトが消えます。

変更したいときは、マウスでオブジェクトを選択し→ツールバーのボタンを押す必要があります。慣れるまでは大変です。

  • 矢印を押して、注釈選択モードにする
  • 変更したい図形を選択する
  • 右上の編集ボタンで変更する

画像編集後の動作

画像エディタで編集したあとは、保存する作業をします。

一番左の✅マーク

✅マークを押すと、「キャプチャー後のタスク実行」で設定したタスクを順番に行います。
前回の記事で、キャプチャー後は「ファイルを保存」と「クリップボードに保存」をセットしておくのがよいと書きましたので、そのとおりに設定されているとすると、編集元のファイルはそのまま残しつつ、エディタで編集したファイルを別名で保存をし、クリップボードに詰めたところまで行われます。

💾フロッピーマーク

💾フロッピーマークを押すと、元の画像を上書きで保存します。
Screenpressoと違い、ShareXで編集して上書きした画像をShareXで再編集をしても、注釈のオブジェクトを移動・削除することができません。完全に画像として同化してしまっている状態ですので、ご注意ください。


ではでは、編集機能をみていきます、、か。

こんなにありますね。長くなりそうだ。

基本的なアノテーション

よくあるシンプルな注釈ですね、スクショの一部を目立たせるときに使います。Screenpressoにもありますね。

枠で囲う


四角形か丸で囲います。Shiftキーを押しながらマウス操作をすると、正方形、正円(まんまる)を作ることができます。

こんな感じですね。塗りつぶしもできます。月ってまん丸なんですね。

図形のプロパティ

変更できるプロパティは、

  • 枠線の色
  • 塗りつぶしの色
  • 影の有無と、影の色

があり、四角形のは角丸の設定があります。


四角のプロパティ


丸のプロパティ

線を描く


普通に線を描くやつです。 使い方は、マウスで左クリックしたまま線を引いてマウスを離すだけです。 フリーハンドもできるので、線を引くもよし線で囲むもよし、使い勝手がよいオブジェクトです。

矢印は線を書いてからプロパティの変更で両端に矢を付けることで作ります。

変更可能なプロパティ

線関係のアノテーションでは、色の変更と太さの変更と影関係の操作ができます。 直線系は中間点の設定ができます。出現した■のハンドラを操作すると直線を曲線にすることができます。


フリーハンドのプロパティ


直線のプロパティ


矢印のプロパティ

文字を書く

画像に文字を入れるやつですね。文字を入れるのは3種類あります。

  • 文字(縁取り)
  • 文字(背景)
  • 吹き出し

どれを選んでも、文字入れ専用のダイアログが立ち上がり、そこに入力した文字が画像に重なります。

フォントの種類、フォントサイズ、色、左寄せ右寄せなどを文字入れエディタで指定できます。

変更可能なプロパティ


プロパティ

枠線の太さと影を付けるかどうか、影の色を変更できるのは共通です。
角を丸くできるのは、文字(背景)だけです。

このテキストエリアはEnterキーで確定してしまうので、ちょっと使いにくいです。改行を入れたい場合は、Ctrl+Enterを押します。

V13.2.2-DEVバージョンでは修正されているので、次のリリースバージョンではEnterキーだけで改行ができるようになっているはずです。
https://github.com/ShareX/ShareX/issues/4452

特殊系のアノテーション

枠、線、文字の基本操作のあとは、特殊な操作です。

連番を入れる

Screenpressoにもあるやつですね。マウスで連番をぽちぽち入れていくあれです。
操作説明系の資料作成には必須の機能ですね。画像には番号だけあれば何とか説明が付くケースが多いですから。

変更可能なプロパティ

数値の連番とアルファベット順の使い分けできます。ZまでいくとAA、ABとなります。

拡大虫眼鏡

これも、Screenpressoにもあるやつですね。画像の一部を拡大して目立たせることができます。

変更可能なプロパティ

基本的なオブジェクトと同じく、線の色、塗りつぶしの色が変更できます。塗りつぶすと拡大したい内容が全く見えないので何で塗りつぶしの設定があるのかは謎です。基本的には透明にするはずです。

他に、拡大率、枠線の太さ、補完方式、ドロップシャドウ、影の色が設定できます。

画像の追加

今開いているスクショに、別の画像を重ねるやつです。画像ファイルを選んで

  • 画像
  • 画像(スクリーン)

スタンプ、アイコン

スクショ画像にインパクトを付ける機能です。インストール時に入っているアイコンは1種類だけですが、追加ができるようになっています。
Screenpressoはアイコンのカスタマイズができなかったので、ShareXのほうが楽しい雰囲気の画像が作れます。

使ってみた感じ

こんな感じのスタンプが入れられます。かわいい感じですね

変更可能なプロパティ

ステッカーは配置後に変更可能なものはありません。
置いたあとに大きさを変えることができないです。ステッカーを置く前に大きさを決めておかないといけません。ここはちょっと使い勝手が悪いですね。

マウスアイコンは、いくつかアイコンのスタイルが変更可能です。(通常の矢印、待ち状態の矢印など)

矢印アイコンのプロパティ

この選択肢部分は日本語化できなかったので、何のアイコンになるかは1つ1つ試してください。

隠す系のアノテーション

スマートイレーサー


スマートイレーサーは、シンプルに言い換えてしまえば四角形のオブジェクトを重ねて必要ないものを消すツールです。Super Coolです。

ごちゃごちゃ下手な説明をするより、このツイッターを見てもらうと、1発で理解できると思います

使い方は簡単で 隠したい位置の開始点をクリックし、クリックを離さずに隠したい範囲をマウスでなぞり、最後にボタンを離せば完了です。 図形を置いたあとに大きさを変えるのはできるので、微調整はあとからでも大丈夫です。

こんな感じで、不要なところを自然な感じに消すことができます。

スマートイレーサーと同じことをScreenpressoでやろうとすると、こんな作業をすることになります。

  • カラーピッカーで背景色をカラーコードを調べる
  • 長方形オブジェクトを配置
  • 長方形のプロパティで、影なし、透過なしに設定し、色の設定をRGBの数値で設定する

面倒ですねぇ。Screenpressoにもスマートイレーサーが欲しいわ。

ぼかし・モザイク

これもよくあるやつですね。IT関連でスクショを出すときに個人情報を隠すことがおおいので、これを簡単な操作で素早くできることはとても大事です。 Screenpressoにもぼかし機能はありますが、モザイクがありません。

変更可能なプロパティ

ぼかしもモザイクも粒の大きさを指定することができます。数値が大きくなるとボケ度があがります。目を凝らしても見えなくなります。数値が小さいと読めてしまうことがあります。

ぼかし

モザイク

その他

強調

蛍光ペンみたいなエフェクトですね。四角オブジェクトの中塗りだと透過の設定ができないので透けないです。同じ色で塗ってもこの差があります。

変更可能なプロパティ

変更可能なプロパティは色の設定のみです。

切り取り

画像を部分的に切り取りします。トリミングというやつですね。
欲しい範囲を決めて、緑のチェックボタンを押すと、指定した範囲だけの画像になります。

こうなります↓


切り取った画像

さいごにまとめ

今回はShareXの編集機能の紹介でした。たくさん機能があるので使いこなすまでに時間がかかりそうですが、この記事を参考にいろいろと遊んでみてください。無料ですから。日本語化も進んでいるのでいままでより使いやすく分かりやすくなっているはずです。

スマートイレーサーが気持ちいいですね、いろんな画像編集ソフトに導入されて欲しいですね。