久しぶりにScreenpressoの機能紹介記事。
スクショをとったときに自動で文字や画像を埋め込める透かし機能の設定方法と使い方です
すかし機能とは
画像にうっすらと文字や画像を埋め込む機能です。クレジット明記して盗用防止するときとか、アイコンを入れたりスクショをとった日付を画像に埋め込んだりできます。
Screenpressoには、スクショ作成時に決まった位置に決まった透かしを入れる機能があります。これを設定しておくとスクショ撮影完了時に文字が埋まっている状態になるので、画像の加工をする手間が省けます。効率UPが期待できます。
英語だとWatermarkともいいます
設定方法
機能の入り口はここにあります。設定メニュー>スクリーンショットタブ>すかし
「いいえ」になっている場合は、いったん「はい」に切り替えれば設定画面を開くことができます。
設定画面の説明
設定画面は、こんな構成になっています。
番号 | 説明 |
---|---|
1 | 画像の透かしを入れる設定 |
2 | 文字の透かしを入れる設定 |
3 | すかしのプレビュー画面 |
1. 画像のすかしを設定する
- 参照ボタンでスクショに上乗せする画像を指定します。ファイル選択ダイアログが表示されうのでお好みの画像ファイル(ロゴ、アイコンなど)を選択します。
- わかりにくいですが、スクショ全体に対する画像の置き場所の指定です。スクショを9分割したときのどの位置に画像を置くか決めます。この例は右上に画像を置くようにしました。
- 画像のオプションです。透過(透明度)の設定と、影の濃さを設定できます。
一番上にあるチェックボックスをOFFにすると、この画像透かしは実行されなくなります。
2. テキストのすかしを設定する
画像の場合とあまり変わりません。
- 透かしを入れる文字列を自分で指定します。基本的には固定の文字を入れる機能です
- 画像のときと同じく透かしの位置です。
- テキストのオプションです。フォント種類、フォントサイズ、太字・下線のオプション、文字色、影やグローの設定ができます。
高度な設定
高度な設定を使うと、透かしの文字列を動的に変更できます。といっても実用的なのは日付差し込みくらいでしょう。
画面の説明はわかりにくいですが、波かっこで囲んだ数字0, 1, 2の3種類を設定すると、スクショの画像に差し込むときに文字が置き換わります。
オプション | 意味 | 変換後の値 |
---|---|---|
{0} | タイプスタンプ | 2021/06/24 11:22:33に変換される |
{1} | ユーザ名 | コンピュータにログインしているユーザ名に置換される |
{2} | PCの名前 | 利用中のコンピュータの名前に置換される |
スクショ自体の画像のファイル名やファイルのタイムスタンプだと、いつ時点のスクショなのか一目で区別できなかったり取り違えたりします。画像に直接タイムスタンプを埋め込むのは使えると思います。特にシステム開発をやっていると、開発中のスクショをたくさん撮るので、いつどの時点の画面で不具合が起きたのか画像を見れば一発でわかります。
今回は「kanaxx ({0})」と設定してみます。
プレビューで確認
画像の透かしとテキストの透かしを設定したプレビューです。
これでOKなら設定を終えます。
スクショ実行
設定した状態でスクショをとってみましょう。スクショの取り方はいつもと同じです。
こんな感じに仕上がりました。
スクショ作成後の加工
すかし機能で追加したものは、実は画像エディタで作成できる普通の注釈用のオブジェクトです。 PRO版であれば、スクショを作成後に画像エディタで編集することができます。(おそらく)フリー版はスクショの再編集ができないため、透かしの微調整が効かないと思います。
すかし機能を設定して全スクショ画像に決まった文字を置いておき、あとで調整するので作業が軽減できると思います。
最近よくある事象
バージョン2.9の後半くらいから、バージョンアップしたタイミングで透かしの設定がONに切り替わってしまうことがあります。あまり確かなことが言えないのですが、たしかOFFに設定しておいたはずなのに、気が付いたらONだった、というのが過去に2回くらいあります。
いつの間にかスクショに文字列が入るようになってしまった(初期値だとscreenpressoという文字列が入る)場合は、透かしの設定を見直してみましょう。
まとめ
スクショ画像にいつも決まった加工を施すScreenpressoのすかし機能の紹介しました。盗用防止に画像に自分のサイト名を入れているひとは一度試してみるといいかもしれません。