自分がなぜか得意なこと『何かを継続することについて』を記事にしてみようと思います。
まずはじめに
「何かをコツコツと続けるのが得意かもしれない」ということを自己認識しています。
20代のころは飽きっぽかった覚えがあり、あまり続くほうではなかった記憶があるのですが、30歳を超えたあたりから継続することや習慣にすることが苦ではなくなりました。
ここ最近だと、 縄跳びやこのブログが2年くらい続いていて、今年の初めに開始したプランクは現在のところ毎日続けています。 禁煙は10年、禁酒は5年くらい続いています。
振り返ると「人よりも意思が強いだけかも」というので片付けることもできますが、ちょっとだけ深堀りしてみます。
継続するのが苦手な理由
人間は楽なほうに流れます。楽しいことを続けるのはよいのですが、楽しくないことは続けるのが難しいです。なぜなら楽しくないから。 意思が強かろうが、習慣化が得意だろうが、楽しくないことは楽しくないし、楽しくないことを続けるのはキツイです。
よく書籍などには、「継続や努力の先に得られることを想像」してわくわくして自分を奮いたたせるとか、モチベーションをあげるとか書いてありますが、それができたらみんな継続できますね。
前提として、人間はそんなにつらいことを長続きさせることができないものだと考えるのがよいです。
- 続かないことが大半で
- 続くことがすごいこと
という前提で、どうやれば続くのかちょっとまとめてみます。
1.さぼる理由を事前に決めておく
まずは、僕はどういう時にさぼってもいいかを決めています。
たとえば、週2~3回くらいやっている縄跳びですが、以下のときにはやらない(やらなくていい)と事前に決めてあります。
- 22時過ぎに開始しない
- 雨が降っていたら開始しない
- 風が強い日はやらない
- 脚が痛い時はやらない
この4つのうちどれかが当てはまる時はやりません。雨の日が続いたらやらない日が続きます。やきもきもしません。脚が痛いときもやらないです。
そして、ここがポイントですが、
はじめに決めておいた理由どおりであれば、「今日はさぼってしまったなぁ」と思わないようにします。決めたとおりのことが起きているので、仕方ないことです。
ここで、ネガティブな気持ちにならないようにします。
理由の数は問題ではない
上の例では理由は4つだけですが、ここは10個でも20個でもいいと思います。途中で増やしてもいいし、減らしてもいいし。自分に甘い条件を好きなだけ並べてもいいと思います。
次のポイントですが、
やらない理由が揃わないときは、基本的にやるほうに動きます。自分で決めた甘々のルールが成り立たないのだから、やるほうに気持ちを持っていきます。
それでもやりたいくない状況になってしまった場合、
その日だけを単純にさぼるのではなく、やらない理由に追加をしてさぼります。次回、その条件がそろったときには次は悩むことなく止めればよいです。
自分にめちゃくちゃあまい条件をつけるのは良いですが、やらない理由がないならやるしかない。
という気持ちです。
(といっても、やらない日もありますけど。)
2.行動を開始したらそれで充分と考える
引き続きなわとびの例ですが
なわとびは1日4000回と目標にしています。やらない条件に「雨が降っていたらやらない」とありますが、今は降ってないけど雨が降りそうな天気のときは悩むと思います。
このときのポイントですが、
その時にやらない理由がないのであれば、行動を開始をします。ただし、4000回やりきるまでに雨が降ってきたら止めます。
悩みを減らし動き出しを早くするために、「やらない理由」を利用します。先のことを考えずその時の状態だけで開始をし、無理になったらやめればいいということにしておきます。
途中でやめてもいいことにしておく
この状態になったとき、「やったのか」「さぼったのか」の2つで整理するのであれば、「やった」ことにします。0か1かで考えるなら1です。 目標回数までいかなかったので失敗的な0と数えるのではなく、実施1日と数えるようにします
このケースは何回かありました。実際に開始してしまうと
- 意外と雨が降らなかったり
- 多少雨が降ってきても、もう少し頑張ろうかという気持ちになり
やり切ってしまうこともあります。
3.続けた回数ではなく再開した数を大事にする
3つ目は、「続けた日を数えない」ようにしています。何日連続とか、何週連続とか、そういうものは数えないようにする。
何かを継続するときに、続いた日を数えると続きません。
何かを継続しようと決断した当初(最初のうち)は、テンションが高くて連続回数が1、2、3と増えていきます。 このテンションが続いているうちはよいですし、増えれば増えるほどテンションが高くなる性格の人は自然と続いていきます。(まぁ、そのタイプの人はこの記事の読者ではないと思います。)
継続数を数えない理由
連続日数や継続日数を数えることの最大の悪い点が、
1回止めてしまうと回数が0に戻ってしまうことです。
自分の意志の弱さで止めた場合も、仕事などの避けられない理由で止めた場合も、同じく0に戻ります。10日連続で10までいったのに、0に戻るとさすがにショックです。
一度10まで上がって10 → 0になったあとの 0 → 1(いわゆるリスタート)は重たいです。何かを始めるぞ!と目標をもって開始したときの0 → 1よりはるかに重いです。 このタイミングで「もういいや」と投げ捨てることが多いのではないでしょうか。
リスタートのタイミングで 0 → 1に行けると、勢いに乗って1 → 2も行けることが多いですが、0を1にするのは気持ち的にもとても大変です。
再開できた回数を数える
僕がやっているのは、再開した回数を数える方法です。
途中で時間が空いても、やらない日が続いても、再開した日を数えます。そして、再開できた自分ってすごいと思うようにします。
それだけで自然と再開したくなります。
そして、再開した回数は0に戻らないのです。この数字の魔力は大きいです。
つまりは三日坊主の状態です。
でも、三日坊主を否定せずに、何度でも三日坊主になる。50回も三日坊主になれれば、それは150回の実施と同じです。
止めちゃったことでネガティブにならず、再開したことにポジティブになる。
といってもサボることはある
やらない理由を決め、やらない理由に当てはまらないときにやれと言っても、どうしても気が向かないときもあります。
そんなときは、素直にやめます。他にやりたいことがあるなら、そっちを優先してもいいと思います。眠いので寝ることだってあります。
1のルールに反しますが仕方ない。再開した回数を増やせると思って休みましょう。
ここで甘い自分を許すと、どれだけさぼっても許されるのでグダグダになりますけどね。といって、追い詰めたところでね、疲れますし。
という感じで、長話は終わります。
さいごに
こんなことを考えて続けていると、
「継続ができる人」というより「再開が得意な自分」に気が付くことができます。
こんな調子で半年くらいやってると、「何かを続けることができる人」になれたという自信を持つことができます。
個人的に思うのは、何かを続けたという実績よりも、続けることができる自分のほうが大事だと思います。
まぁ、こういう考えでできました、という話ではあるので、みんながそうなれるかはわかりませんけど。