1年前くらいに書いたKickstarterの記事の続編であり最終回です。 問題提起をしたひとりとして、結末まで書いておこうと思います。
この記事の過去の経緯
Kickstarterというサイトで、LUMONITORというモニターを見つけました。
セルフパワー式で4Kでタッチ操作可能というスペックで4万円ということで、ちょっと高かったのですが、バック(応援)しました。
過去にブログの記事にまとめていますが、、クラウドファンディングによくある「商品が届かない」プロジェクトでした。
第一回
第二回
2回目は2021年1月くらいに書きました。さらに、その後の話です。
ちなみに、まだ手元には届いていません。
あれからどうなったのか
Kickstarterのプロジェクト自体は継続をしています。まだページも見える状態です。
(リンクさえ貼りたくないけど... )
LUMONITORのプロジェクトサイト
https://www.kickstarter.com/projects/lumonitor/lumonitor-self-powered-4k-touchscreen-portable-monitor/
2021年1月4日に#6のアップデート
遅延の連絡がありました。
1月の予定だったのが、4月になるという内容でした(´・ω・`)
2021年1月19日に#7のアップデート
2週間後にもう一度、サイト内でアップデートがありました。
動画付きの記事で、頑張って作ってるぜーという内容です。
製品が具体的に見えるようになってきて、喜ぶひともいれば、画像に出ている製品は別物だという人がいて、混乱です。
◆◆
クリエイターからの連絡はこの2回だけです。それっきり何もありません。
クリエイターのページをみても最終ログイン日が2月のまま。ログインすらしてないってことか。
バッカー以外でも見えるコメント欄には「いつ届くんだい?」という質問が多数です。
https://www.kickstarter.com/projects/lumonitor/lumonitor-self-powered-4k-touchscreen-portable-monitor/comments
違う製品(Desklabのモニター)が届いたとか、怪しい限りです。
いろいろ不振に思い、だめもとで返金の手続きをしました。
返金してもらうまでの行動
Kickstarterやクリエイターに返金を求めましたが、両方とも応じないスタイルで貫くようなので、クレジットカード会社に頼ることにしました。
この先は、自分がやったことです。この通りにやれば返金されるというわけでもないので、ひとつの例として参考にしてください。
2020年11月7日
最初の遅延の連絡があったときに、Kickstarterのメッセージを使って連絡をしています。
単純に返金希望ですという内容です。
返事がくるまで7回送りました。
で、きた返事がこれ
おくれてごめんよ、でもリワードは送れるように頑張るよ、理解してくれてありがとう。
返す気はなさそう。もちろん、Kickstarter側にも連絡しましたが返す気はなかったです。
2020年11月中旬ころ
(ここから先はあんまり詳細には覚えていないのですが)
2020年11月(最初の遅延の連絡があったとき)時点で、一度カード会社に連絡をしています。
- 購入して約束の日時までに商品が届かない
- 10月に配送予定のものがまだ作られていない
という理由でキャンセルしたいと伝えています。
この時点ではクリエイターは「発送が遅れてる。1月になったら配送する」と言っていたため、カード会社の人も「届く可能性はあるので1月になっても届かなければもう一度連絡下さい」というだけで終わりました。
早い段階でキャンセルの意思を伝える記録を残していました。
2021年1月
クリエイターから連絡がくる(#6)。
さらに製造が遅れていて完了が4月末になるという連絡でした。この時点ではもう半分以上は諦めていたのと、4月末になるという具体的なスケジュールの提示があったので待つことにしました。
2021年5月7日
4月末を過ぎてもクリエイターから何も連絡がなかったです。くそですね。
今年のゴールデンウィークは外出もできず、やることがなく暇だったので、モニターの件をカード会社に電話で連絡することにしました。
このときの電話でやりとりした内容は、購入した日、金額、品物、取引の経緯、くらいだったと思います。 この時点で支払いから10か月経っているので、キャンセル可能かはわからない、社内で調べてみるという連絡でした。
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カード会社の判断待ちです。
2021年5月25日ころ
カード会社から「異議申し立て申請」の手続き書類が郵送で届きました。
商品未着の異議申し立てをするための手続きの説明、提出すべき書類が入っていました。 書類を送っても承認されないこともある。結果が出るまでには2~3か月かかるという点も注意に書いてありました。
提出する書類は
購入した事実が分かる書類
- 商品の名前や画像のコピー
- 注文が成立したことのメールのコピー
自ら問題解決を試みた証拠
- 問い合わせフォームの内容
- メールの内容のコピー
- 電話で問い合わせた記録(相手、内容、時間)
商品ページ、プレッジ確定時のメール、支払い時のメール(3回分)、kickstarterの問い合わせフォームが残っていたので、スクショしてExcelにまとめて印刷して返送しました。
締め切りまで10日くらいしかなかった記憶があり、速攻で準備して翌々日には投函した気がします。
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ここからしばらく待ちです。
2021年8月14日
久しぶりにKickstarterの確認をしたら、自分がバッカーじゃなくなっていることに気が付く
久しぶりにKickstarterのLUMONITORの荒れ具合を見に行ったら、バッカーじゃなくなってた。まさか、これは、返金がありえるのか? pic.twitter.com/5tKXk2rqIJ
— kanaxx (@kanaxx43) 2021年8月14日
2021年8月25日
カード請求額が確定する。
8月の利用明細の合計が86,000円なのに、引き落としの金額が40,000円なのに気が付く。
請求額
86,441円
支払総額
40,548円
差額 45,893円
Kickstarterに最初にプレッジしたときに支払った金額と、カバーや送料などで支払いをした合計金額と一致しました。
カード会社からは異議申し立てが成立して返金するというメールも通知もきてはいないですが、金額が合致したのでそういうことなのでしょう。そのうち連絡が来るとは思いますが。
最後にまとめ
Kickstarterのクラウドファンディングで40000円のモニターを投資をし、失敗した話でした。最終的に返金という形で終わります。 1年待って希望のモニターは届きませんでしたが、お金は戻ってきました。まぁ、ひとまずよかったです。
人生で初めて、カード会社への異議申し立て(返金の要求)をやりました。この作業をやってみて思ったことは、何かあったときのために証拠を残しておくのはとても大切ということですね。必要な資料が揃っていなかったら、認められるものも認められないことはあると思いますし。
あとは、早い段階でカード会社に連絡をしていたことが良かったかもしれません。
そしてクレジットカード会社は消費者の味方だということもわかりました。ありがとうございます。
これに懲りて、海外のクラウドファンディングサイトは使わないようにします。
海外のクラウドファンディングに投資する場合には、細心の注意を払ってトライすることをお勧めします。