『7回目の出直し🌻』

好きなことを自分のペースで、のんびり更新

TP-Linkのスマートプラグ(HS105)を使って、60分後に自動で電源をOFFをする方法

TP-Linkのスマートプラグ(HS105)で電化製品の切り忘れを防止する方法を考えます。

最初に注意事項です。

電気用品安全法により、特定の電気用品は本製品に接続し、音声などで遠隔操作することが禁じられていますので、ご留意ください。たとえば、電気ストーブやヒーター、こたつ、電気毛布のような暖房器具や電気コンロなどの電熱器、コーヒーメーカー、電気ケトル、ヘアアイロン・カーラー、布団乾燥機などに接続してお使いいただくことはできません。

ということで、この記事を実践すると法律に触れるのでご注意ください。

リモートで電源を付けるのは危ないけど、リモートで電源を消すのは安全だと思うのですけどね。安全装置が起動せずに消えなかったときが危ないけど、手でも消し忘れるわけですから。

まず背景と結論

今は、仕事部屋で電気毛布(ひざかけ)を使っています。電気毛布は熱を持つので消し忘れが怖いです。 部屋を出るときに電気毛布のスイッチを手動でOFFにする運用をしていましたが、まぁ忘れることがあります。部屋に戻ったら毛布が温かいってこともありました。

このブランケットを安心して使うために、スマートプラグを導入します。

いったん結論

今回、僕が実現したかったのは「電源をONにしたら60分後にOFFにする」という切り忘れを防止することです。

スマートプラグに付いているタイマー機能を使うと実現できそうだと思い、いろいろと調べたのですが、実はタイマーではなくてスマートアクションという機能で実現可能でした。

自分のユースケースにぴったりの方法は見つけましたけど、タイマー、スマートアクション、その他の方法で試行錯誤したので残しておきます。

さて、本題

まず、やりたいのは「一定時間で必ずOFFになるタイマー」です。 手でタイマーをセットするのでもなく、何分以上は連続稼働しないというのが希望です。

手動でONとOFFができるスイッチ

スマートプラグ前は、これを使ってました。これはこれで悪くはないです。わかりやすいし。

アナログでぐるっと回すスイッチです。コンセントを差す位置により

  • 時間が経ったらON
  • 時間が経ったらOFF

のどちらかの動きができます。

このスイッチのメリットは「スイッチを入れたら必ずOFFになること」です。ダイヤル次第で時間の調整はできるけど、ONの状態を続けることはできず、必ずいつかはOFFになる。これが最大のメリットです。これならブランケットの消し忘れはあり得ません。

これはこれで使いやすいのですけど、難点が一つ。
目に見えるところ、手が届くところにスイッチを付けないといけない点です。自動でOFFになってしまうのでONにするたびに回すことになります。

そこで、スマホでも操作可能なスマートプラグHS105を導入しようと考えたわけです。

スマートプラグに期待すること

  • 離れたところから電源のON/OFFができること
  • 電源の状態を確認できること
  • 自動で電源がOFFにできること

寝る前にベッドの上から「あれ、電気消したっけ?」ということはよくあると思います。電源の状態がスマホで確認できることは重要です。もちろんスイッチを操作してOFFにできないと寝室まで行くことになるのでそれも大事です。

Kasaアプリでできること

TP-Linkのスマートプラグ「HS105」をスマホから操作するためには、Kasa Smartというアプリを使います。

play.google.com

無料のアプリです。

上の3つの条件のうち、3つすべてが実現可能です。Kasa Smartでできることをまとめておきます。

スマートプラグとアプリの設定方法は省きます。参考資料としてURLを載せておきます。

スイッチの状態確認とON/OFF

マイKasaのページで、設定済みのプラグ一覧が見えます。
一覧の中でスイッチのON/OFFの状態が確認でき、また同じページでスイッチの操作もできます。

ONの状態

OFFの状態

スイッチ名を押すとタイマーやスケジュールの設定画面へ行きますが、ONの部分を押すとOFFになり、OFFの状態であればONになります。

スケジュール設定

まずは、スケジュール機能です。
スケジュールは、決まった曜日の決まった時間にスイッチをONにする(もしくはOFFにする)という機能です。

  • 月曜から金曜の18時にスイッチをOFFにするとか
  • 日曜だけ12時にスイッチをONにするとか

事前に設定しておくことで、その通りに動いてくれます。

スケジュール設定

スイッチを1つ選び、スケジュール機能を選択します。

プラスボタンで新規登録へ

曜日、時間、スイッチの操作(ONにするか、OFFにするか)を設定します

便利な機能のように見えますが、いつも決まった時間に電源を入れる or 電源をオフにするというシチュエーションは少な目です。(毎朝、自動でコーヒーメーカーのスイッチを入れるという設定が例に出ますが、前の日に忘れずに水を入れておかないと火事になりそうですし)

この機能では、「ONにしてから60分後にOFFにする」ということは実現できません。毎日23時に消すという予防的な設定はできますが、23時に切れたあとにONにすると忘れるのでNGです。

タイマー設定

次はタイマー設定です。

タイマーは、〇時間〇分後にスイッチをONにする(もしくはOFFにする)ということを設定します。スケジュールとの違いは、毎回、自分の手で操作をしてタイマーをセットする点です。

タイマーの設定

スイッチを1つ選び、下にあるメニューからタイマーを選択します。

タイマーのONとOFFの設定と、時間を設定します。

何分後にOFFにしたい場合は、「スマートプラグをOFF」を選んでおきます。

当初はこれを使っていました。
スマホでスイッチをONにするのと、タイマーを設定するのを同時にしていました。まぁ、想像できると思いますが、タイマー側の設定をすることを忘れます(人間だもの) あと、物理スイッチ側をONにした場合も、スマホ側でタイマーを設定しないといけないので忘れがちです。

ということで、次の作戦へ

スマートアクションの"自動オフタイマー"

最後はスマートアクションです。
スケジュールやタイマーと離れたところにあったので気が付きませんでしたが、これが最適解でした。今はこの機能を使うことで安定運用ができています。

スマートアクションにはいくつか種類がありますが、今回使ったのはスマートアクションの自動OFFタイマーという機能です(そのままの機能がありました)

スマートアクション

アクションを追加を押します。

アクションの種類を選択します。今回は自動OFFタイマーです

アクションの詳細設定

どのスイッチを何分後にOFFにするか設定する画面が出てきます。自分のお好みで設定をします。

完了させると、スマートアクションの一覧に表示されます。右側にあるスイッチが青の状態はスマートアクションが有効な状態です。このスイッチを使うと一時的に無効にすることもできます。

これで設定完了です。

設定だけ終わらせれば使い方は簡単(というか自動)です。
スマホでスイッチをONにすると、60分後に自動でスイッチが切れます。スマートプラグが手の届く範囲にあり手作業でスイッチをONにした場合も、60分後に自動でスイッチがOFFになり電源が切れます。 やりたかったことが実現できました。

難点が1つ 自動OFFタイマーはあと何分で切れるのかわかりません。 タイマー機能と連携をしていて、タイマー側でカウントダウンされていればよかったのですが、タイマーとは別の機能として動いています。

いつ電源が切れても良いような機器で使わないといきなりブチ切れするので注意です。

さいごに

TP-Linkのスマートプラグを使って、一定時間後に必ずスイッチがOFFになる設定の方法を紹介しました。 熱を持つ電化製品は消し忘れが怖いですからね、スマートアクションの自動OFFタイマーを設定しておけば、60分後にいったん切れるように設定できます。

たびたびONにするのは面倒ではありますけど、消し忘れの不安が完全に取り除かれます。気にするストレスがなくなるほうがメリットがありました。

スマートアクションにたどり着く前に、家から出たらスイッチをOFFにする方法も試したので、後日記事にしようと思います。

このスマートプラグは設定も難しく簡単に使えます。もしよかったら使ってみてください。(家にWi-Fiが必要です)

楽天でも売ってます。

紹介した商品

アマゾンへのリンク
melket(メルケット) 電気ひざ掛け 日本製 大判140×80cm ブランケット 毛布 洗える 水洗い 丸洗い ダニ撃退 ブルーチェック

パナソニック(Panasonic) ダイヤルタイマー(11時間形) WH3101BP 【純正パッケージ品】

参考資料

TP-LinkのスマートプラグのWiFi設定方法を初心者向けに解説
https://asatte.biz/smart-plug/

アプリ「Kasa」でミニ スマートWi-Fiプラグの初期設定をするには
https://www.tp-link.com/jp/support/faq/946/

間違いから学んだスマートプラグ利用の注意点と、スマート家電を取り巻く現状 https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/interview/1390416.html